2023年の下半期朝ドラのブギウギが好評で、モデルとなった笠置シヅ子さんが注目されています。
ドラマには出てきていませんが、昭和の大スター美空ひばりさんとの間に不仲説があったそうです。
気になったので調べてみました!
笠置シヅ子と美空ひばりの不仲説
昭和の大スターと呼ばれた美空ひばりさん。
8歳の頃から歌手活動を始め、9歳の時に初舞台を経験しています。
1948年、笠置シヅ子さんの東京ブギウギが大ヒット。
当時11歳だった美空ひばりさんは、笠置シヅ子さんの歌真似が非常に上手く、ベビー笠置と呼ばれ人気者に。
1949年3月にはブギウギを歌う少女として「のど自慢狂時代」で映画初出演。
1949年10月には「悲しき口笛」で12歳にして映画初主演。
美空ひばりさんのキャリアは、笠置シヅ子さんのブギウギの歌真似からスタートしていたんですね。
①ヘイヘイブギーを歌うことを禁止
笠置シヅ子さんと美空ひばりさんの不仲説が囁かれる理由の1つ目はヘイヘイブギー禁止令です。
1949年1月、日劇のレビュー「ラブ・パレード」に出演することになった美空ひばりさん。
まだデビュー前で持ち歌がなかったため、笠置シヅ子さんの「ヘイヘイブギー」を歌う予定で練習してきました。
しかし、笠置シヅ子さん側から、
本番直前にヘイヘイブギーを歌ってはダメと言われてしまいます。
突然の曲変更で美空ひばりさんは歌い出しを失敗し、楽屋で悔し涙を流したそうです。
ヘイヘイブギーが禁止されたのには理由があり、
ヘイヘイブギーはリリースされてまだ半年の新曲でした。
そのため、ヘイヘイブギーはやめてね、東京ブギウギだったら歌っていいよということだったんですね。
②ハワイ巡業でブギ禁止
笠置シヅ子さんと美空ひばりさんの不仲説が囁かれる理由の2つ目はハワイ巡業でのブギ禁止令です。
1950年6月、笠置シヅ子さんと服部良一さんは、ハワイからアメリカ本土まで巡業することになりました。
服部良一さんは笠置シヅ子さんの曲を数多く作曲した人です。
その1ヶ月前、美空ひばりさんもハワイの戦友会の招きで渡米することが決まっていました。
ハワイで美空ひばりに先にブギを歌われたらアメリカ巡業の価値が下がると考えたプロモーターが服部良一さんに相談。
服部良一さんは、「自身作曲の全作品を歌っても演奏してもいけない」と美空ひばりさん側に通知しました。
まだ持ち歌が少なかった美空ひばりさんは、笠置シヅ子さんの曲を歌わないと公演が成立しません。
結果的には禁止令を破り、笠置シヅ子さんのブギを歌っています。
ただし、笠置シヅ子さんを尊敬していた美空ひばりさんは、なるべくヒット曲を歌わないように選曲したそうです。
大好きな笠置シヅ子さんの曲を満足に歌えずに大いに悲しんだとか。
笠置シヅ子さんと服部良一さんは、美空ひばりさん側に対して追求することはなかったそうです。
笠置シヅ子と美空ひばりの不仲説の原因はマスコミ
この2つの確執をマスコミが大々的に取り上げ、笠置シヅ子・美空ひばり不仲説が定説になりました。
どうしても大人が子供をいじめているように見えるので、笠置シヅ子さんが悪者のような論調だったみたいです。
どちらの禁止令もきちんとした理由があり、笠置シヅ子さん側が厳しく追求した事実はありません。
1951年2月、NHKラジオの「歌の明星」で2人は初共演。
それぞれの持ち歌「東京ブギウギ」と「東京キッド」を一緒に歌っています。
新聞には腕を組んでスキップしている写真が掲載され、不仲ではないことがアピールされていました。
ワテが直接言ったわけではないことが、いきなりバーッと記事になる。
ワテがまるで強く言っているみたいや
ああいうときに私がちゃんと笠置さんに会いにいっていればよかったのよねぇ
本人たちは不仲説が広まっていることをあまり気にしていなかったようです。
ブギウギでは美空ひばりさんをモデルとしたキャラクターが登場するんでしょうか?
楽しみに待ちたいですね!
笠置シヅ子と美空ひばりの不仲説の真相を調査!原因はマスコミだった?
笠置シヅ子さんと美空ひばりさんの不仲説について調べました。
禁止令には正当な理由がありました。
本人たちはあまり気にしていなかったようです。
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